「体育座りをすると、腰が痛くなる。」
「長時間体育座りをしていると、足がしびれる…。」
こんな悩みはありませんか?
体育座りは、学校で慣れ親しんだ座り方です。
しかし、腰や膝、股関節に負担をかけ、血流悪化による集中力低下や、足のしびれを引き起こすリスクがあります。
そこで、本記事では『体育座り』のメリット・デメリットを院長が解説!
体育座りに代わるおすすめの座り方も紹介するので、ぜひ最後まで読み進め、参考にしてみてください。
体育座りとは?歴史と目的
『体育座り』は、学校の授業や集会などで使われてきた座り方です。
背中を丸め、両膝を立て、腕で抱え込む姿勢を指します。
体育座りの目的は、生徒たちが一斉に整列でき、先生が指導しやすいという点です。
集団行動をスムーズにおこなうために効率的な座り方として、現在も採用されています。
体育座りのメリット2つ
ここでは、体育座りのメリットを紹介します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①体が安定しやすくなる
体育座りのメリットは、重心が低くなり、安定しやすくなることです。
また、周囲に人が多い状況でも、体が大きく崩れることが少なく、姿勢を維持しやすいのもよい点です。
②集団行動に適している
体育座りは、集団行動に適しているのも、メリットです。
たとえば、体育館で全校生徒が集まる際、体育座りをすることで、限られたスペースに多くの生徒が効率よく収まります。
また、全員が同じ体勢になるため、見た目が整然としているのもよい点です。
体育座りのデメリット3つ
ここでは、体育座りのデメリットを紹介します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①腰・膝・股関節に負担がかかる
体育座りのデメリットは、腰、膝、股関節に負担がかかることです。
背中を丸めるため、腰の自然なカーブが失われ、椎間板(※1)への圧迫が増して腰の痛みの原因となります。
(※1)椎間板のイメージ図
また、膝を深く曲げた状態が続くため、関節に負荷がかかります。
さらに、可動域が制限されたり、血行不良を引き起こしたりするリスクまで。
長時間体育座りを続けると、腰の痛みや、関節に痛みが出るケースがあることを、理解しておきましょう。
②足がしびれやすくなる
足がしびれやすくなるのも、体育座りのデメリットです。
体育座りは、足を深く折り曲げて座るため、ふくらはぎや、太ももの裏側が圧迫されやすくなります。
すると、足の血管や、神経の流れが滞り、血液の循環が悪くなります。
その結果、足がしびれやすくなることがあります。
③血流が悪くなり集中力が低下する
血流が悪くなり集中力が低下するのも、体育座りをする際のデメリットです。
体育座りを続けると、体を折り曲げることで、腹部や、足の付け根にある太い血管が圧迫され、全身の血流が悪くなります。
すると、脳への血流が滞り、眠気を感じやすくなったり、集中力が続かなくなったりすることがあります。
学校で体育座りが禁止にならないのはなぜ?
体育座りが体に負担をかける可能性があったとしても、学校で全面的に禁止されないのにはいくつか理由があります。
理由は、以下のとおり。
- 先生が生徒に、整列や指示の伝達をスムーズにできるから(集団行動がしやすいから)
- 限られたスペースに、多くの生徒を効率よく収容できるから
また、教える側も教わる側も、慣れ親しんだ座り方であり、代替となる座り方を導入するのが難しい現状があります。
ちなみに、体育座りが禁止されている学校もあります。(参考:読売新聞オンライン)
体育座りに代わるおすすめの座り方
体育座りに代わるおすすめの座り方は、以下のとおりです。
座り方 |
詳細 |
あぐら |
・股関節や膝への負担が少なく、リラックスできる。 ・骨盤が傾きやすいので、時々姿勢を変えるのがおすすめ。 |
正座 |
・背筋が伸びて体幹が安定しやすい。 ・膝や足首への負担がかかるため、無理は禁物。 |
片方の膝を立てて座る |
重心が安定し、特定の部分への負担を分散できる。 |
ただし、どの座り方も、長時間続けると体の一部に負担がかかるリスクは同じです。
数十分ごとに立ち上がり、別の体勢にしたり、休憩をとったりするのが理想的。
体に負担をかけないためにも、長時間同じ姿勢でい続けるのは避けましょう。
まとめ:長時間の体育座りは避け、適度に別の姿勢に変えましょう
この記事では『体育座り』のメリット・デメリットを紹介しました。
メリット |
デメリット |
・体が安定しやすくなる ・集団行動に適している |
・腰、膝、股関節に負担がかかる ・足がしびれやすくなる ・血流が悪くなり、集中力が低下する |
また、体育座りに代わるおすすめの座り方は、以下のとおりです。
- あぐら
- 正座
- 片方の膝を立てて座る
どの座り方も、長時間続けると体の一部に負担がかかるリスクは同じ。
数十分ごとに立ち上がり、別の体勢にしたり、休憩をとったりし、体への負担を分散しましょう。
当院では、一人ひとりの状態に合わせた、オーダーメイドの施術法を提供し、腰の痛みの改善を目指します。
さらに、お客さま一人ひとりに丁寧にカウンセリングをし、自宅での指導や、通院頻度の提案もさせていただきます。
不安や悩みがある方は、どんな些細なことでもよいので、まずは気軽に相談してみてくださいね。
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